ここはクソみたいなインターネッツですね

逆にクソじゃないインターネッツってどこ

日記

夢の中における自身の精神年齢について納得と感動したこと

専攻していたわけではないが、人格についての哲学的な論を昔調べたことがある。 ロック、シューメイカー、スウィンバーン、パーフィット、ウィリアムズといったそれぞれ著名な哲学者らが、人格の同一性は何によって判断できるか、ということをひたすらにこね…

「登れる山を登れ」と言った友人の話

昔、登山を趣味にしている友人に尋ねたことがある。「やはりゆくゆくはエベレストやアンナプルナ、世界最高の山々を登りたいのか?」と。彼はすぐさま否定した。 「命懸けで登る山に登りたくはない。登れる山を登るのがいいのだ。」 僕は登山をしたこともな…

xDD(〇〇駆動開発)アンチパターン

最近、チームで非常に有益な振り返りと向き直りを行えた。やはり定期的にこれまでの道程にあった楽しかったこと、辛かったことを見つめ直すことはより良い未来を考えるうえで必要なことなのだと強く実感する。 そういった文脈で、そういえばこんなこともあっ…

プログラミング教育についての雑感

初等教育にプログラミングを組み込むなどの風潮を受けて、一エンジニア及び一プログラミング講師として思うところを綴っておきたい。 私がプログラミングから学んだ最も大切なこと バグのないプログラムなど存在しない エンジニア界隈でこの言葉はあまりにも…

僕のこの手は何を掴んだのだろう

どうやらこれ何も掴んでねえな、という感覚 歳をとり、仕事を経験した。鬱を経験した。ニートも転職も経験した。たくさんの人に手を差し伸べてもらい、そして出来る限りの人に手を差し出した。相手が上にいようが下にいようが構いやしなかった。掴めるもの全…

怒ること、叱ること、たしなめることの違い、理不尽との死闘

怒り、という下らない快楽 怒りという感情は、人間が持つ他の感情と比較してもかなり強い力を誇る感情であると思う。瞬発力、瞬間最大風速でいえば、あらゆる感情の中で最も強いものなのではないかとさえ感じる。 さて、そんな怒りという感情はどんな時に生…

ALLY認定講座(セクシャルマイノリティ研修)を受けた僕が思うこと

アライとは 「アライ」とは、英語で「同盟、支援」を意味するallyが語源で、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の当事者ではない人が、LGBTに代表される性的マイノリティを理解し支援するという考え方、あるいはそうした立場を…

三浦しをんさんが女性だと知って僕はショックを受けた

きみはポラリス (新潮文庫)作者:しをん, 三浦発売日: 2011/02/26メディア: 文庫 何がショックだったかって、僕が三浦しをんさんを男性だと思ってしまっていたこと、つまりは未だ無意識の内に性差別的観点を蔓延らせていること、そしてそれを少しも自覚してい…

悪気はなくとも、言葉は人を傷つける。

コミュニケーションというものは難しい。適切な言葉を選んで発することも難しい上に、相手の話を聴きしっかりと理解することもまた更に難しい。 男性の友人と飲んでいたとき、会計を済ませた僕らを可愛らしい店員さんがエレベーターまで送ってくれたことがあ…

本を読めるかどうか、という人生の指標

恋文 (新潮文庫)作者:連城 三紀彦メディア: 文庫 水やりはいつも深夜だけど (角川文庫)作者:窪 美澄発売日: 2017/05/25メディア: 文庫 最近は、窪美澄と連城三紀彦の小説を読み漁っている。通勤時間には小説を、仕事中は仕事を早く終わらせて技術書や論文を…

全人類がTeam Geekを読めばいいのに

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか作者:Brian W. Fitzpatrick,Ben Collins-Sussman発売日: 2013/07/20メディア: 単行本(ソフトカバー) 僕はエンジニア二年目だか三年目だかの時に、先輩に勧められて一度この本を読んだことがある…

かなわねえな

かなわない、僕は善い人間には、かなわない。 僕は、世界には善い人間がいることを知っている。そしてその少なさと尊さもまたよく知っている。 善い人間はいつも僕を助けてくれる。悩みごとがあれば一緒になって考えてくれて、放っておいて欲しい時は放って…

主人公っぽい人っているよね

「主人公感」という神秘性 そりゃ誰もが自分の人生を精一杯生きてる訳で、各々の人生において自分が主人公であることは当然だし自然だと思う。けれども、僕は"なんかこいつ主人公っぽいなー"と感じさせる人間が一定数存在するのもまた知っている。一つのコミ…

幸せだったよ、と母は言った。

母から、突然の長文メールが届いた。 僕は、心を病んでしまっていたこと、仕事を辞めてしまっていたことの後ろめたさからあまり家族に会わないようにしていた。これまでずっと、心配をかけないよう特に母には自分の状況を伝えていなかった。いや、伝えていな…

1年の空白期間があるエンジニアの就活記録 - 終章 -

就活記録3はこちら teeeeeeemo.hatenablog.com 転職活動終了のご報告 11/7あたりから行ってきた転職活動。 毎日のように何社もまわっていたおかげで、先週中にいくつか内定・内々定を頂戴していた。 内容と条件を吟味した上で、僕はとある企業へ内定承諾の連…

1年の空白期間があるエンジニアの就活記録3 & 働くということについて今思うこと

就活記録の2はこちら teeeeeeemo.hatenablog.com いい感じで選考は進んでいる。 内々定のような約束(どれだけ信頼性があるのかは不明)を2,3社から頂いた。 どこにしようか、あるいは全く違った道を選ぼうかまだ決めあぐねているため正式な内定は待ってもらっ…

1年の空白期間があるエンジニアの就活記録2

その1はこちら teeeeeeemo.hatenablog.com お祈り申し上げます 大学5年生の頃、僕は特にスキルや資格というものを持ち合わせていなかった。 そのため、就職活動の時に散々お祈りをされた記憶がある。 当時僕は小説家になりたいという夢を捨て切れず、出版関…

一年ニートをした僕がニートとして感じた「生きづらさ」について

なぜ再度働こうと思ったのか 僕は、去年の12月から鬱になり休職をした。休職期間である三ヶ月を過ぎても病状はよくならなかった為、そのまま辞職をした。 働きたくない、働きたくない。僕はその一心で日々怠惰を貪っていたのである。 結論から言って、長きに…

大学で出会った女の子とアムウェイの思い出

このマークを知っているだろうか。ネットワークビジネス、マルチ、ネズミ講、正誤はともかく色々な呼ばれ方をしているアムウェイ。僕は決して参加したことはないし、参加するつもりもない。うさんくさい。アホらしい。僕はそう思う。 けれども、知り合いから…

何もしないクソニート、ということについて

「太陽フレア」 きょうGPSなど障害か | ホウドウキョク 太陽フレアがGPSや通信機器に影響を及ぼす可能性があるらしい。これはつまりグーグルマップを頼りに都会に出てきた女子大生が一時的に路頭に迷う可能性があるということで、僕はその女子大生らを保護し…

「レンタル彼女」なんてサービスがあるなら「レンタル部下」とかあってもよくない?

レンタル彼女 レンタル彼女、どこまでOKなのか?会話途中で「代金いいですか?」個室NGで1回3万円 レンタル彼女というものが流行っているらしい、という話を聞いてからもうしばらく経つ。今やそのサービスは割と一般的と言えるほどに知名度を持った。僕は利…

1年後、3年後、5年後どうなっていたいですか?という質問

いや逆に聞きますけど5年前のあなたは僕にその質問をしていたかったんですか?って感じ 子供の頃からなんとなしに、大人は未来の話をするのが大好きだなあと思っていた。 大人になった今でも常々それは感じている。評価面談の場における掲題のような質問とい…

働きすぎ問題について

働く時間を考える ついこの間から電通の過労死問題が大きなニュースとなっている。このようなことが起こると、しばしば"日本人は働きすぎ"という話と、日本の祝祭日は世界でも多い方であり"勤勉な日本人はイメージであり最早実体はない"とする話が溢れかえる…

最速で激やせする方法

最速で激やせする方法 今週だけで会社を二日も休んじまった。 休んだのに深夜に緊急対応させられるし、これ出勤だったことにしてくれねえかな。まじで。 夏風邪とそれに伴う脱水症状でダウンしたのだが、おかげで体重がちょっとだけ落ちた。これはいい機会と…

ゆめゆめ疑うことなかれ

有給休暇とオデキの聖戦 尻にとても大きなオデキが出来た。これは神による仕事を休めという啓示である。そう気付くや否や、俺はすぐさま勤次郎とかいう無骨な勤怠管理サービスで有給休暇を申請することとした。今週の金曜日は休めと、そう神が言っている。 …

バグを起こしたエンジニアのリアルな感情の流れ

いやーバグ出した。 0:00から今まで対応調査してた。結構大きなバグで、売り上げ数%欠損出しちゃうくらいのバグ。 気分は当然最悪なんだけど、こういう時のエンジニアの感情とか心境とかってあんまり見る機会ないから自戒の意味も含めて書いておく。 バグっ…

考えるべきことを溜めるとどうなるか

A:イライラしてくる これまで会社員をやってきて、やることが多いのは別にそれほどキツくないと気付いた。 何よりキツいのは、考えるべきことが多い時だ。 やることっていうのはかかる時間が想定出来てるもので、これをするには15分かかって、あれをするには…

君はサドルにはなれない。

遥か昔、黄色い帽子を頭に乗せテクテクと歩いていた頃。あのとき僕はどうやら小説家になりたかったようである。それからしばらくしてブレザーに似合わぬネクタイを締めるようになった頃、段々と小説家でなくともいいから何かすごいことをした人になりたいと…