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ここはクソみたいなインターネッツですね

逆にクソじゃないインターネッツってどこ

働きすぎ問題について

働く時間を考える

ついこの間から電通の過労死問題が大きなニュースとなっている。このようなことが起こると、しばしば"日本人は働きすぎ"という話と、日本の祝祭日は世界でも多い方であり"勤勉な日本人はイメージであり最早実体はない"とする話が溢れかえる。

本当のところ、それってどうなんだろうか。僕なりに計算をしてみた。

vorkersという会社が、日本人の残業時間についての記事を挙げている。

これにによれば、日本人の平均残業時間は月47時間だという。これを単純計算で12倍して1年にすると564時間。

この時点で既にかなり多いような気がするが、イマイチ実感が湧かないのでもっと現実味のある数値に落とす。

564時間をそのまま24で割って日数にすると、23日とすこしになる。

さらにその23日を法定労働時間の8hで割ると約70日。残業時間だけを見ても、日本人は70日を労働に費やしていることになる。

一般的な会社の年間休日は80〜125日くらいかと思う。間をとって仮に100日とすると、その内の70日分は残業時間で相殺される。ともすれば、日本人は一年に30日しか休まない計算になる。 つまり、数値上平均的な日本人は、1年の内11ヶ月は働いているということになる。

最低8時間を労働に捧げる日を"働く日"とていぎするならば、365日の内、335日を"働く日"にしているのが日本人と言える。

では、現実味のある、実際の1日の労働時間を見てみよう。

法定労働時間8時間+(47時間÷20日)=10.35時間

となる。

とはいえ、これは労働時間にすぎない。通常の勤務における労働以外の拘束時間を考えると、通勤+帰路、朝早めに出ることを加味した場合の合計2時間、法定通り行くとお昼休みがあるはずなので、そこに1時間が足される。

以上のことから、おおよそ13.35時間の拘束を1日あたり受けていると言えるであろう。

1日の他の内訳を考えると、睡眠時間が8時間として21.35時間、風呂食事家事の時間を1.5時間とすると22.85時間。残りは1時間ほどとなる。人によっては8時間は寝過ぎだというだろうから、6時間にしても3時程しか余らない。 会社から帰ってきて、だらだらしながら映画を1本でも見たら1日が終わる。これがごく平均的な労働者にとっての平日と言える。

僕は他国のことは知らないが、知るまでもないんじゃないだろうかと思う。すくなくとも僕には、日本人は異常に働いているように見える。

週の5/7を平日とすると、労働者にとって一週間における平日の自由時間とは多く見積もって15時間しかない。

業務のための勉強や、翌日の仕事の準備、次のプレゼンをどうしようと悩む時間などを仕事と数えないでこれなのだから、なんとまあ頭のおかしな状況だ。

睡眠8時間+風呂食事家事と移動の時間を除けば土日の自由時間は12時間×2日というところだろうか。

仕事とプライベート、という言葉があるけれども、僕らのプライベートは週に平日15時間+土日24時間の39時間程度しかない。仕事は上の計算でいうと13.35時間×5日の66時間ちょっととなるから、僕らは大体3分の2、仕事に今の人生を捧げていると言える。

あの人には仕事しかない、という悲惨なセリフがあるけれども、あながちドラマの中だけの話でもない。冗談でもなんでもなく、本当にそんな感じなのが平均的な日本人っぽい。

5,4,3,5

この数字がなにに見えるだろう。これは僕が今月した残業時間の今のところの推移だ。これを見る限り、僕は今月、平均より多く人生を仕事に捧げているようである。 こういうことを書くと、俺はもっと多いぜ、というふうに多くの人が残業自慢をするけれども、あの人達もあながちふざけていたり誇張しているわけではないのかもしれない。

日本人は働きすぎで、過労自殺するほど思い詰めていて、そして自分の人生を充分に顧りみれていないというのがリアルなところなのかもしれない。